お題「においをかいでふと思い出した記憶(めっちゃ短いエピソードでもぜひ聞かせてほしいです)」
皆さんは、においをかいでふと昔のことを思い出したことはありませんか?
私は、先日、そんな体験をしました。
それは、とても懐かしくて切ない記憶でした。
その日は、仕事帰りにスーパーに寄りました。
私は、食材や日用品を買ってレジに並んでいました。
その時、隣のレジからふわっと香るにおいが私の鼻に届きました。
それは、柑橘系の爽やかな香りでした。
私はそのにおいをかいでふと思い出しました。
それは、高校時代の初恋の人の香りでした。
彼は、私と同じクラスで、柑橘系の香水をつけていました。
私は、彼の香りが大好きでした。
彼とは、よく一緒に勉強したり遊んだりしました。
私は、彼に好意を持っていましたが、なかなか告白できませんでした。
彼も私に気があるのかどうか分かりませんでした。
ある日、彼が私に声をかけてきました。
「ねえ、ちょっと話があるんだけど」と言って、校舎裏に連れて行かれました。
私はドキドキしました。
「もしかして告白されるの?」と期待してしまいました。
校舎裏に着くと、彼は真剣な顔で私に言いました。
「実はね、君に好きな人ができたんだ」と言いました。
私「好きな人?誰?」
彼「君の親友だよ」
私は呆然としました。
「親友?どういうこと?」と聞きました。
彼は「実はね、君の親友に惚れたんだ。だから、君に相談したかったんだ。君はどう思う?」と言いました。
私は信じられませんでした。
「相談?どう思う?」と繰り返してました。
彼は「そうだよ。君は僕の親友だからさ」と言って笑いました。
私は悲しくて泣きそうになりましたが、我慢しました。
「そうか。じゃあ応援するよ」と言って笑顔を作りました。
それ以来、私は彼のことを忘れようとしましたが、なかなか忘れられませんでした。
彼と親友は付き合うことになりましたが、私は二人を祝福しました。
あれから何年も経ちますが、今でも彼の香りが忘れられません。
あの日の記憶は一生忘れられません。