私は食べ物が大好きで、色々な料理やお菓子を作ったり食べたりするのが楽しみです。
その中でも私にとって特別な思い出がある食べ物があります。
それは、母が作ってくれたカレーライスです。
私は小さい頃からカレーライスが大好きでした。
母はカレーを作るときに、じゃがいもやにんじんや玉ねぎなどの野菜をたくさん入れて、コクのあるルーを作ってくれました。
私はその野菜が柔らかく煮えて、ルーにしみ込んだ味が大好きでした。
母は私の好みを知っていて、私の分だけ野菜を多めに盛ってくれました。
私はそのカレーライスをご飯にたっぷりかけて、パクパク食べました。
母は私の様子を見て、「美味しい?」と聞いてくれました。
「うん、美味しい!」と私は笑顔で答えました。
母はカレーライスを作るときに、いつも一工夫してくれました。
例えば、冬にはリンゴやハチミツを入れて甘みを出したり、夏にはトマトやパプリカを入れてさっぱりした味にしたりしました。
また、誕生日や記念日などには、カレーの上にチーズや卵やウインナーなどをデコレーションしてくれました。
私は母の手作りのカレーライスが大好きで、毎回楽しみにしていました。
しかし、私が高校生になったとき、母が病気になってしまいました。
母は入院することになり、家でカレーライスを作ってくれることはなくなりました。
私は父や弟と一緒に暮らしましたが、父は料理が苦手で、弟もまだ小さかったので、自分でカレーライスを作ることにしました。
でも、どうしても母の味には及びませんでした。私は母のカレーライスが恋しくて仕方ありませんでした。
幸いにも、母は手術と治療のおかげで回復しました。
そして、退院した日に、母が久しぶりにカレーライスを作ってくれました。
私はそのカレーライスを見て涙が出そうになりました。
母は「おかえり」と言って笑顔で抱きしめてくれました。
「おかえり」と私も言って母を抱き返しました。
そして、家族みんなでカレーライスを食べました。
そのカレーライスは今まで食べた中で一番美味しかったです。